誠に申し訳ございません。
お米に”もの凄くこだわり”を持っていらっしゃるお客様は、当法人からのご購入をお控えくださいますようお願い申し
上げます。
といいますのは、一昨日「石井稔 無農薬有機栽培米・命を救うコメ 病気にならないコメ選び」(著者 澤田 友
昭 監修 石井 稔)を読みました。石井さんのお米はいろいろな賞も受賞しております。興味がある方は是非お読
み下さい。
とても目から鱗が落ちる事が沢山書いてあったのですが、その中で自分でもすぐに確認できると思った”ヒコバエ”につ
いて、昨日、自分の田んぼで確認しました。
ヒコバエとは、まだ成長(登熟)しきっていない稲を刈り取ると、硝酸態窒素といわれる人体に良くないものがまだ
タンパク質成分に変っていない為、切株から生えるものです。稲がきちんと生長(登熟)しきってから刈り取ると、
硝酸態窒素は全てタンパク質成分に変る為、ヒコバエは生えないと本に書かれていました。
それを自分の田んぼで確認した結果、若干ヒコバエが生えておりました。なので当法人のお米は、若干硝酸態窒素が
残っているお米になります。9月末日から草に負けた田んぼ(大失敗の田んぼ)の稲を、人力で鎌を使用し刈り取り
棒がけして乾かしておりました。その人力で稲刈りした箇所はヒコバエが生えておりました。
ただし、大部分は10月25日前後(新月の頃)にコンバインにて刈り取りまして、ヒコバエは生えておりませんで
した。
硝酸態窒素はどれだけ摂取すると人体に有害なのかという点では、専門家でも意見がわかれているとも書かれていま
した。
その他も含め今回、当法人の判断としては販売等を続行させて頂く、と判断致しました。
ただ、冒頭の通り、ご購入の際はご検討下さいますようお願い申し上げます。
次回からの稲刈りでは、今回勉強したことを取り入れて、早刈りはせず稲全体がしっかり黄色くなってから、成長
(登熟)しきったのを見極めて稲刈りをし、さらに安心・安全なお米を提供できるようにしていきます。
須藤 悟